DNAから探る北辺のイチョウ

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  • DNA カラ サグル ホクヘン ノ イチョウ

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イチョウは人が植栽・管理することによって生きてきた樹種であり,人の手によって分布が拡大してきた。イチョウは13~14世紀に中国大陸から日本に伝来し,全国に広がっていったと考えられるが,その詳細は不明な点が多い。しかし,DNA分析からイチョウの移動の歴史をある程度浮かび上がらせることができる。東北地方は日本の中で特に巨樹イチョウが多く,それらは同一のDNAタイプである。一方,北海道は巨樹イチョウに乏しく,DNAは多様性に高く,それらは開拓者の出身地域と対応する。

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