慣性情報と音情報を用いた作業行動の自動分節化

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抄録

生産現場における作業の分析・改善は日々行われているものの,人手による分析が主流であり多大な労力を要するため,行動の自動認識が必要となる.行動認識の分野において,日常活動の自動認識の研究は盛んに行われており,様々なセンサを利用して成功を収めている.一方で生産現場等で行われるような作業行動の認識についての研究は少ない.本研究では,日常活動の行動認識で広く使われている様々なセンサを作業行動認識に使用した.センサの種類や装着位置に関する様々な組み合わせで実験を行ったところ,手先の細かい運動が計測できる加速度及び角速度情報,作業ごとに異なる音情報が作業行動認識に有効であることが分かった.

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