粗な配置の桟粗度開水路で生じる水深規模の振幅を有する水面波の特性

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抄録

開水路粗面乱流の研究は,河川乱流の特性や抵抗則を検討するための基礎研究として古くから数多くの研究が行われてきている.その中には粗面抵抗を単純に与えられる桟粗度を人工粗度として用いる研究があり,桟粗度間隔と流水抵抗の関係などが論じられてきた.しかしながら,従来の研究では粗度要素に対する相対水深が大きい流れ場を対象とするケースがほとんどであり,相対水深の小さい浅水状態に関する研究例はないに等しい.そこで,本研究では特に粗度間隔が大きな粗度配置を対象とし,水面形の三次元計測を中心として実験的検討を行った.その結果,水理条件によって水面形状は複雑に変化し,ケースによっては平均水深と同程度の振幅を有し,先鋭的な波峰が千鳥状に配置される定常波動場が発生することを明らかにした.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050575520345419136
  • NII論文ID
    120006873108
  • NII書誌ID
    AN10426673
  • ISSN
    2185467X
  • HANDLE
    20.500.14094/90007322
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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