継続的創造活動における知識断片の再活用行動の分析
説明
ワードプロセッサやプレゼンテーションツールを用いた資料作成は誰もが行う創造的な行為である.その際に,自分が過去に作成した資料の一部(知識断片)を活用することで,効率的かつ効果的に資料作成を進めることがしばしば行われる.しかしこうした継続した資料作成における再活用について,過去のどのような知識断片がどのような目的,タイミングで用いられているかは明らかでない.本稿では,資料作成プラットフォームKnowledge ComposTer を用いて個人の連続した資料作成プロセスを観察し,再活用行動の分析を行った.その結果,過去の資料で棄却された知識断片(不用知)が再活用可能性を有すること,知識断片の活用プロセスには省コストのために予め決まった内容を探すトップダウン型とアイデア発想のために探索的に行われるボトムアップ型があること,資料作成のテーマと個人差が再活用行動に影響を及ぼすことなどが示唆された.
identifier:https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/handle/10119/18101
収録刊行物
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- 情報処理学会インタラクション2022論文集
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情報処理学会インタラクション2022論文集 861-866, 2022-02-21
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050575588684869888
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/10119/18101
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB