企業内部門の効率的活動と関係するトップ・マネジメントの属性-効率的なマーケティング活動のために-

書誌事項

タイトル別名
  • キギョウナイ ブモン ノ コウリツテキ カツドウ ト カンケイスル トップ マ

この論文をさがす

抄録

Article

企業経営の目的は、たとえばシェアの拡大か、売上高の増大か、収益性のアップか、モラールの向上かなど、種々挙げられるが、経営者が責任を担う企業内部の状態と、企業環境の変化によりそのいずれかが随時選択され決定される。かつて横田澄司・金子逸郎は、一部上場企業のうち、業績のよい企業を選択して調査したことがある。ここでは「企業体質の強化」を図るため、どのような条件が重要か、またどのような規則的な条件間関係がみられるかが検討された。企業体質は、たとえば現在のように著しい業種の向上がのぞめない状況の場合、企業は売上や生産高以外を目標として長期的観点から、体質強化が重視される。企業体質の強固な場合は、いかなる企業環境に変化しようとも、あるいはいかに困難な状況に変化しようとも、経営者は企業を安定した状態に維持できるだけでなく、巧みに適応させることも可能となる。

収録刊行物

  • 経営論集

    経営論集 39 (3-4), 1-22, 1992-03-31

    明治大学経営学研究所

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ