書誌事項
- タイトル別名
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- Comparative analysis of risk-sharing mechanisms in occupational pensions from the international perspective
- キギョウ ネンキン ニ オケル リスク ブンタン セイド ノ ヒカク ケンキュウ
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説明
企業年金を巡っては,企業会計上の債務認識の問題もあり,世界的に確定給付(DB)制度から確定拠出(DC)制度への移行が進んでいるが,DC 年金にも等々な課題があり,公的年金を補完する企業年金の選択肢がDC 制度に限られてしまうような状況は,決して望ましいとは言えない.本稿は,わが国で2018 年に導入された「リスク分担型企業年金制度」におけるリスク分担の具体的内容を確認した上,イギリスおよびオランダで導入され,或いは導入されようとしているリスク分担制度の具体的な制度内容を比較分析し,わが国への示唆を探ろうとするものである. 「リスク分担型企業年金」は,もとのDB 制度における集団内のリスク分担を変更するものではないこともあり,リスク分担の選択肢は充分なものとなっていない.積立段階と給付段階のリスク共有を制限する仕組みや,DC 制度を出発点としてこれを「リスク分担型制度」に「変換」する考え方も必要であろう.リスク分担の選択肢を充実させるためには,確定給付企業年金と確定拠出年金を統合する新たな法令体系を検討する必要もあるのではないかと考えられる.
収録刊行物
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- オイコノミカ
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オイコノミカ 57 (1), 85-103, 2022-08-31
名古屋 : 名古屋市立大学経済学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050576424449314048
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- NII書誌ID
- AN00025971
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- ISSN
- 03891364
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- NDL書誌ID
- 032610481
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL