Behavioral Changes of the University Students during the COVID-19 Pandemic

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  • 新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックによる大学生の行動様式の変化――2021 年度宇都宮大学地域デザイン科学部「社会調査実習」成果報告――

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本稿の目的は、宇都宮大学生を事例として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)蔓延の前後における大学生の生活様式の変化について、①日常生活、②消費行動、③観光行動の3点に注目して明らかにし、その変化が生じた要因について考察することである。①日常生活の変化をみると、通学などの時間がなくなったが、毎週課題の提出を求められる、友達や家族と直接会ってのコミュニケーションが取れないなどの影響が出た。次に、②消費行動の変化では、服や外食の支出において減少の割合が高かった。一方でゲームや有料動画サイト、自炊の食費、本の支出において増加の割合が高かった。いわゆる「巣ごもり需要」によるものだと考えられる。また同様に貯金も増加の割合が高かった。最後に、③観光行動についてみると、コロナ前の主な旅行先は千葉県をはじめとする南関東であったのに対して、コロナ後の旅行先の約半数が栃木県をはじめとする北関東であった。また、5人以上の旅行が大きく減少した。

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