生涯にわたって継続される趣味としての演奏活動の実態 ── 「活動を継続する難しさ」に着目して ──

書誌事項

タイトル別名
  • 生涯にわたって継続される趣味としての演奏活動の実態 : 「活動を継続する難しさ」に着目して
  • ショウガイ ニ ワタッテ ケイゾク サレル シュミ ト シテ ノ エンソウ カツドウ ノ ジッタイ : 「 カツドウ オ ケイゾク スル ムズカシサ 」 ニ チャクモク シテ
  • Music Performance Activities as a Life-long Hobby: Focusing on the“ Difficulty in Continuing Activities”

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抄録

本研究の目的は、生涯にわたって継続される趣味としての演奏活動(以降、生涯的な演奏活動)において、継続の難しさがどこにあるのかを捉え、特に活動形態の違いによって継続の難しさにどのような影響が生じるのかを明らかにすることにある。具体的には、これまでの人生において仕事とは関係のない演奏経験がトータル5 年程度以上あり、且つ、今現在も何かしら演奏を続けている個人703名を対象に実施したアンケート調査の結果より「演奏活動を継続する上での難しさ」に関する自由記述回答に着目し、活動継続における難しさをあらわすカテゴリを生成、その上で活動形態別にこれらのカテゴリに対する回答数を集計し比較した。分析の結果、活動継続における難しさは11のカテゴリに整理され、それらを成す5 つの根源的な要素が考察された。また活動継続における難しさは、演奏活動形態を問わず広く全体に通じる側面と、活動形態の違いに左右される側面とがあり、後者については、とりわけ活動のベースとなる人数規模の違いや、具体的な演奏内容(種目)の特性に依拠することが明らかとなった。

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