中学校数学科教育における中心投影図を題材にした授業開発

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Other Title
  • Lesson development on central projection in junior high school mathematics education

Abstract

日常生活の中でものを見る場合は中心投影となって目に映ることから,日常における空間図形と中心投影には密接な関わりがあり,空間図形を理解するために,中心投影の性質や原理を学習することは有用と考えられる。しかし,現在の義務教育段階における空間図形の学習では,投影図について平行投影である見取図(斜投影図)や正投影図しか扱われていない。そこで,本研究では中学校第 3 学年を対象に,中心投影図を題材とした授業開発及び実践を行った。その結果,立方体の模型を観察した際に,授業前は平行投影図を描く学習者が多かったものの,授業後は中心投影図を描く学習者が増加した。一方で,立方体の面が 3 面見える中心投影図に関しては十分に理解させることは難しいという課題が得られた。

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