保護者によるエデュケーショナル・マルトリートメントの生起・維持に 関与する要因と消失・改善に関与する要因の検討 : ―福祉・医療・教育現場の専門家に対するインタビュー調査から得られた事例の質的分析―

書誌事項

タイトル別名
  • An examination of risk factors and factors relating to disappearance and improvement of educational maltreatment by parents: A qualitative analysis on cases obtained by interview to specialists working in welfare, medical and educational field.

抄録

本研究では,福祉・医療・教育現場の専門家に対するインタビュー調査から得られた事例の質的分析を行い,保護者によるエデュケーショナル・マルトリートメント( Educational Maltreatment: EM )の生起・維持に関与すると考えられる危険因子(リスクファクター)と EM の消失・改善に関与すると考えられる要因ついて実証的に検討することを目的とした。 5 名の専門家から得られた 9 事例についてカテゴリー化を行い,( 1 )保護者の子どもとの関わりの特徴,( 2 )保護者による EM によって子どもに生じた身体・精神症状や不適応行動,( 3 )保護者による EM の生起・維持に関与すると考えられる危険因子,( 4 )保護者による EM の消失・改善に関与すると考えられる要因の 4 つの観点から整理を試みた。( 1 )保護者の子どもとの関わりの特徴と( 3 )保護者による EM の生起・維持に関与すると考えられる危険因子については先行研究の知見との対応関係についても検討を行った。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050576966672210304
  • ISSN
    13427261
  • Web Site
    http://hdl.handle.net/10098/00029332
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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