シキミに寄生するフシダニ類2種の発生消長と有効薬剤

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タイトル別名
  • Seasonal fluctuation and effective insecticides of two species of eriophyidae parasitizing Illicium anisatum
  • シキミ ニ キセイ スル フシダニルイ 2シュ ノ ハッセイ ショウチョウ ト ユウコウ ヤクザイ

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抄録

県内のシキミ園11ヵ所のうち,シキミハリナガフシダニ(仮称,以下仮称を略)は10ヵ所,シキミサビダニ(仮称,以下仮称を略)は6ヵ所で発生を確認した。室戸市吉良川町のシキミ園では,シキミハリナガフシダニは5月下旬および8月下旬,シキミサビダニは6月上旬に発生のピークがみられた。シキミまたは樹木類で適用登録があり,2種のフシダニ類に対して補正死虫率が95%以上と高い殺虫効果がみられたのはMEP乳剤・DMTP乳剤・クロルフェナピル水和剤・テブフェンピラド乳剤であった。これらの薬剤を,フシダニ類の密度が上昇し始める4月中旬~下旬および8月上旬に散布することで2種のフシダニ類を効果的に防除できると考えられた。

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