ワイブル比例ハザードモデルを利用したホルスタイン集団の飼養形態の違いによる線形式体型形質と機能的長命性の表型的関係

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タイトル別名
  • Phenotypic relationship between linear descriptive type traits and functional longevity of Holstein cows in different housing systems using a Weibull proportional hazards model
  • ワイブル ヒレイ ハザードモデル オ リヨウ シタ ホルスタイン シュウダン ノ シヨウ ケイタイ ノ チガイ ニ ヨル センケイシキ タイケイ ケイシツ ト キノウテキ チョウメイセイ ノ ヒョウガタテキ カンケイ

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抄録

本研究ではワイブル比例ハザードモデルを使用した生存時間解析により機能的長命性に対する線形式体型形質の表型的影響を調査した。データは2004年4月から2019年3月までの期間に収集され,繋ぎ飼いと放し飼いの各々177,147頭と134,130頭の2集団に分けた。体の大きさに関係する高さ,体の深さ,胸の幅および坐骨幅の相対危険度は中等度以上のスコア5からスコア9に対し上昇した。大型化に伴う相対危険度は繋ぎ飼い集団でより大きかった。機能的長命性に対して最も影響があった形質は乳房の深さであった。乳房底面が高く前乳房の付着が強く,さらに後乳房の付着が高い個体は飼養形態に関わらず淘汰の相対危険度が低かった。乳房の懸垂は弱いだけでなく強過ぎても相対危険度が上昇した。歩様の相対危険度は肢蹄形質の中で最も大きな変化を示した。

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