かたさの異なるモモ果実の振動による損傷特性

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タイトル別名
  • Vibration damage characteristics of peach fruits with different firmness
  • カタサ ノ コトナル モモ カジツ ノ シンドウ ニ ヨル ソンショウ トクセイ

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説明

山梨県産の早生品種である‘加納岩白桃’を用い,4段階のかたさの果実について振動損傷特性の定量的な評価を試みた。以下にその結果の概要を示す。1. 非侵襲的に測定した微小変形時の圧縮荷重を指標(FI)として,加振処理前に果実かたさの区分けを実施した。2. 4段階の果実かたさ,5段階の振動レベルにおいて振動試験を実施し,果実かたさごとの損傷特性をS-N曲線を用いて表した。3. 本試験条件においては,果実かたさとS-N曲線のパラメータであるα,βの間にも相関がみられた(それぞれR2=0.79,R2=0.88)ことから,果実かたさを説明変数としたS-N曲線理論による振動損傷特性の予測が可能であることが示唆された。

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