大径スギ平角材の製材方法の違いによる曲げ性能及び化粧性の評価

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タイトル別名
  • タイケイ スギ ヒラカクザイ ノ セイザイ ホウホウ ノ チガイ ニ ヨル マゲ セイノウ オヨビ ケショウセイ ノ ヒョウカ

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説明

スギ大径材から平角材を製材し、製材方法の異なる平角材の曲げ性能及び材面に現れた節(化粧性)を測定した結果、以下の知見を得た。1 2丁取り製材(末口径36.5 cm以上)により得た心割り材について、中心定規挽き及び側面定規挽きのマッチング比較をしたところ、静的曲げヤング係数は高い正の相関がみられた。2 3丁取り製材(末口径48 cm以上)により得た心去り材、心持ち材のマッチング比較をしたところ、静的曲げヤング係数及び曲げ強度の統計的な有意差は認められなかった。3 製材方法が異なる平角材の化粧性を比較すると、心去り材の節数が最も少なかったことから、心去り製材をすることで化粧性の高い平角材が得られる可能性が高く、新たな大径材利用の可能性が見出された。

収録刊行物

  • 研究報告

    研究報告 (25), 37-48, 2021-07

    榛東村 (群馬県) : 群馬県林業試験場

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