新英語検定教科書における語用論的インプットの分析─「断り」の発話行為の事例をもとに ─

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of Pragmatic Input in New High School English Textbooks: The Case of Refusal

抄録

本研究は,高等学校の英語検定教科書に注目し,現行の学習指導要領の下で新設された「論理・表現I」のテキストに中間言語語用論研究の知見がどの程度反映されているかを,断りの発話行為の事例をもとに検証する。8冊の新旧教科書を分析した結果,新しい教科書には旧教科書における課題の多くが依然として残されている一方で,登場人物によるモデル会話のパートを中心に,英語の語用論的側面への配慮が広がりつつある様子も伺われた。本論では,このような検証結果にもとづき,中間言語語用論の理論と実践の融合について考察する。

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