商業科目「商品開発と流通」を例とした学習評価の在り方 ~目標管理(MBO)に着目して~

書誌事項

タイトル別名
  • The Ideal Way of Learning Evaluation using the Commercial Subject “Product Development and Distribution” as an Example ~Focusing on Management by Objectives (MBO)~
  • ショウギョウ カモク 「 ショウヒン カイハツ ト リュウツウ 」 オ レイ ト シタ ガクシュウ ヒョウカ ノ アリカタ : モクヒョウ カンリ(MBO)ニ チャクモク シテ

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抄録

2018(平成30)年3月、「高等学校学習指導要領」(以下、学習指導要領)が改訂され、2022(令和4)年4月から学年進行で実施されている。学習方法については主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を求めているが、学習評価についても学習方法と一貫性を持たせて、評価のための評価にならないよう充実を求めている。 これを受けて2019(平成31)年1月には、中央教育審議会が「児童生徒の学習評価の在り方について」を報告している。また、2021(令和3)年12月には、文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センターが『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』を校種別・教科別に刊行している。 そこで本稿では、先行研究を踏まえ、「教師と生徒双方が納得する学習評価にしていくためにはどうしたらよいか、その一策の検討」を主題とした。まず、学習評価は「目標に準拠した評価」で行うことから、「学習指導要領の目標や内容、学習指導要領解説等を踏まえた、観点別評価規準の作成」を出発点とする。その際、商業科目「商品開発と流通」を例に挙げ、「指導と評価の一体化」について考察する。 次に、企業経営で用いられる目標管理(MBO)に関する文献、先行研究に着目し、協働学習における一人ひとりの生徒の学習評価の在り方、教師の負担を軽減する学習評価の在り方について論じる。

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