対人援助資源が十分ではない地域にある 小規模小学校における不登校対応の検証: 「チーム学校」による組織的支援の成果と課題

書誌事項

タイトル別名
  • An Examination of School Refusal (Non-Attendance at School) Response in a Small Elementary School in an Area with Inadequate Interpersonal Support Resources: Achievements and Challenges of Systematic Support by a Team School.

抄録

不登校児童生徒数は、いじめ認知件数同様に増加の一途を辿っている。また、新型コロナウィルス感染症に伴う社会状況下において、児童生徒らの生活リズムが乱れたこと等による登校渋りも目立つようになっている。本論文では第2 筆者がA 校で取り組んだ不登校児童へのアプローチに注目し、地方内陸部にある小規模小学校における不登校支援の実践事例について検証した。A 校が取り組んだ組織的支援の対応方法と不登校児童が再登校に至る過程を分析した結果、校長を中心としたチーム学校としての個々の役割分担、毎日の家庭訪問による人間関係づくり、的確なアセスメントに基づいた登校刺激が再登校につながる有効な方策であることを明らかにした。

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