『片腕』の世界 : メタファーとしての<片腕>
書誌事項
- タイトル別名
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- カタウデ ノ セカイ : メタファー トシテノ カタウデ
抄録
『片腕』(昭和三十八年八月-三十九年一月『新潮』)は、『眠れる美女』とともに、川端康成の末期の代表作として挙げられる作品である。また、『片腕』は『眠れる美女』(昭和三十五年一月-三十六年十一月『新潮』)と執筆時期が近いこともあり、『眠れる美女』の流れの作品だとか老人文学だとかで、両作品はセットで取り上げられる傾向が強い。それで『片腕』だけの作品論が少ないのも事実である。それにもかかわらず『片腕』が川端文学で重要な作品だと言われているのは何故だろう。大変興味深いことである。その答えを見つけるためには作品解釈をはじめ、戦争を巡る時代変化、川端自身の身の回りの出来事など、様々な観点から総合的に考察していく必要があるだろう。そこで、その第一歩として今回は『片腕』を取り上げ、メタファーとしての〈片腕〉を中心に考察してみることにする。
収録刊行物
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- 梅光学院大学論集
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梅光学院大学論集 54 17-29, 2021-03-31
梅光学院大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050577199133263232
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- ISSN
- 18820441
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB