地域を生かした「子どもと環境」の実践:元宇品の自然観察とカタクチイワシの解剖

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タイトル別名
  • “Children and Environment” Concerned with our Local Characters
  • チイキ オ イカシタ 「 コドモ ト カンキョウ 」 ノ ジッセン : ゲンウヒン ノ シゼン カンサツ ト カタクチイワシ ノ カイボウ

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抄録

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本学部の授業「子どもと環境」の内容は,宇品の地理と歴史,広島市郷土資料館の見学と広島市の発展,大学の周りの社会施設の見学,元宇品の自然観察などである。特に今回は長年続けてきた元宇品の自然観察の要点とルートの確定をした。学生は,書物などの内容を実際に現地の自然から学ぶことで喜びを得ていた。また,授業での解剖は基本的に脊椎動物では魚類,両生類までの規定がある中で,カタクチイワシの解剖を煮干しと生のカタクチイワシを両方扱う実践をすることによって,脊椎動物の体の構造がよりわかりやすいという効果があることがわかった。煮干しは手で簡単に裂きやすい反面,細部はわかりにくい。その授業日の朝に釣ったカタクチイワシは頭部の目や胴体細部までわかるが,割きにくく匂いも手に残る。生のカタクチイワシの方が解剖には適しているが,新鮮なものは手に入りにくい。

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