書誌事項
- タイトル別名
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- Trends of Labor Flows in Japan by Gender
- ロウドウリョク フロー カラ ミル ダンジョ ノ ドウコウ
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抄録
杉浦(2017)は,総務省統計局『労働力調査』の公表値から2000年代の労働力フローデータを男女別に算出して労働市場の動向を分析した。本研究は杉浦(2017)で算出した男女別フロー値及び推移確率を最新の数値にアップデートして考察したものである。 労働力フローデータを算出した結果,男女共に同じ労働力状態を続ける人の方が別の状態に変化する人よりも圧倒的に多い。ただし,別の状態に変化した人の割合として,再就職率ueと新規就職率neの和は男性で13.3%,女性で16.2%,失業化率euと退出率enの和は男性で1.3%,女性で2.5%と,男性より女性の方が別の状態に変化している。 失業率が低下している間では,男性より女性の方が状態を変化させており,非労働力人口から新規就業が目立つ。一方で,好況期には,非労働力状態から新規就業者が増えて,女性の労働力率の上昇につながっている。 新型感染症の流行により労働集約的な飲食,宿泊,観光業などのサービス業の経済活動は低迷した。これらの産業には多くの女性が就業しており,労働力フローの動きにもつながっている。こうした産業での雇用機会の喪失は,失業期間の長期化をもたらす一因にもある。
収録刊行物
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- 拓殖大学論集. 政治・経済・法律研究
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拓殖大学論集. 政治・経済・法律研究 25 (2), 15-33, 2023-03-25
拓殖大学政治経済研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050577276969365888
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- NII書誌ID
- AA11314866
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- ISSN
- 13446630
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- NDL書誌ID
- 032809880
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL