学習日誌を用いた遠隔授業による作業療法学生の思考,行為の変化

書誌事項

タイトル別名
  • Changes in the Thinking and Behavior of Occupational Therapy Students in Distance Classes Using Learning Journals
  • ガクシュウ ニッシ オ モチイタ エンカク ジュギョウ ニ ヨル サギョウ リョウホウ ガクセイ ノ シコウ,コウイ ノ ヘンカ

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説明

2020年は,新型コロナウイルス感染症感染拡大により,対面授業から遠隔授業への転換が迫られる場面が多くなった。対面授業に比べて遠隔授業では,学生が自身の思考や行為を自発的に調整する自己調整が求められると推測される。本報告では,学生の自己調整を支援するために,遠隔授業において学習日誌を用い,学生の思考や行為に変化が生じるかを検討した。学生は,授業の前半では,学習をするための環境を整えるということに注力していたが,授業の中頃では,学習への集中や理解への注力と変化し,授業の後半では,一人ではなく,友達と協力して学習すること,問題を解く前に,予め関連する内容を頭に入れておくことへの注力に変化したことが窺えた。このことから,学生は,自身の目標に向けて自己調整を行い,思考や行為に変化が生じていることが示唆された。

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