「チーム学校」理解や多職種連携理解に繋がる学習の現状と課題-教員養成課程の学生に対するアンケート調査を手掛かりに-

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  • Current status and issues of learning leading to school as a Team understanding and understanding of multi-professional collaboration-Based on a questionnaire survey of students in the teacher training course-

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抄録

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近年、教育現場においては、多職種による専門職連携が求められている。先行研究において、専門職連携をより有効的に機能させるためには、他職種の理解を深めることが重要であると指摘されている。教職課程コアカリキュラムにおいては「教育の基礎的理解に関する科目のなかでチーム学校運営への対応を含める」ことが示されているが、学習の具体的な方法については各大学の取り組みにより異なり、実際にどの程度、どのような内容で学習の機会が与えられているかは明らかにされていない。そこで、本研究では「チーム学校」理解や多職種連携理解に繋がる学習機会の現状と課題を明らかにすることを目的とする。研究方法としては、本学の全学生を対象に「チーム学校」の理解度を測定するためのアンケートを実施し、「『チーム学校』を理解するのに役立った授業」を抽出した。さらに抽出された授業を担当する教員の協力を得てインタビュー調査を実施した。結果から1年生の基礎的な科目だけでは十分な学習といえず上級学年で再度、全学共通で学ぶ必要性および適切な教材開発の必要性が示唆された。

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