幼児期までの学びと育ちを生かした互恵性のある幼保小の連携の研究

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タイトル別名
  • Research on cooperation between kindergartens, nursery schools and elementary schools with mutual benefits that make use of learning and the breeding until childhoo

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抄録

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本稿は、文部科学省による『幼保小の架け橋プログラムの実施に向けての手引き(初版)』で述べられている「架け橋期」における現状の課題を解決するための手掛かりとして幼稚園・保育所と小学校の互恵性のある連携に焦点をあてたものである。幼保小の連携が形式的なものにとどまるのではないかという課題をより具体的にするために行ったアンケートにより、小学校教員の視点から幼保小連携の課題を見出した。その課題の解決策を文献から接続、交流、発達の面から考察し、教員間の日常的な交流の必要性や、小学校の教員が発達段階を理解したうえで、子供を見取ることの重要性を明らかにした。さらに、幼稚園・保育所と小学校の互恵性のある連携を生かした接続を行うことの有効性を明らかにした。本稿で明らかになった成果や課題が今後の幼保小連携において有効になっていくことを願う。

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