Characteristic of the burden on mothers who have hospitalized children.

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  • 子どもの入院に付き添う母親の負担の特徴

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本研究の目的は,子どもの入院に付き添う母親の負担の特徴を明らかにすることで,付き添う家族の負担を軽減するための看護援助に関する示唆を得ることである.地方都市C市にあるD病院小児科病棟に入院する患児に付き添う母親を対象に質問紙調査を実施した.因子分析の結果,子どもの入院に付き添う母親の負担として【子どもが療養環境にいることに伴う負担】,【家族へ愛情を注げないことに伴う苦痛】,【看護師の技術・態度への不満】,【自宅と同様の生活が営めないことに伴う負担】,【母親が抱える自責の念と患児への愛情】,【医療従事者の説明不足】,【経済的負担】の 7因子が抽出された.小児における付き添いは,成長発達の観点から,重要な意味をもつものである.看護者は,患児とその家族が病院という環境下であっても,可能な限り普段に近い「生活の場」として時間を共有できるように,これらの負担をアセスメント,改善し,家族の安心と満足が得られる入院環境の整備に努めていく必要がある.

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