エネルギーの代謝・栄養やストレスと生殖機能調節系の密接な神経・神経内分泌関連

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タイトル別名
  • Close neuronal and neuroendocrine linkage between energy metabolism, nutrition, stress and reproductive regulatory systems

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抄録

新しく発見された生理活性神経ペプチドであるキスペプチン(kisspeptin)を上位の統合中枢として視床下部の性腺刺激ホルモン放出ホルモン GnRh)-下垂体の性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン FSH/ 黄体形成ホルモン LH)-性腺からの性ステロイドホルモンという視床下部-下垂体-性腺軸(HPG axis)のしくみを全面的に見直すことが生殖内分泌学の中で進んでいる。新しい概念のHPG軸を考える時に、旧来から概念的にいわれてきたエネルギー代謝・栄養は生殖機能に大きくかかわる。ストレスは生殖機能に影響を与えるという課題を、科学の目として正確に理論展開し説明できるようになってきたことを中心に概説する。

キスペプチン(kisspeptin)

視床下部-下垂体-性腺(HPG)軸

生殖機能調節系

栄養・エネルギー代謝

ストレス応答系

identifier:HO001700011534

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