救急外来を受診する子どもと家族の状況と行われている看護に関する文献検討

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  • Literature Review on Situation of Children and Families Visiting the Emergency Department and Nursing Practices

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抄録

目的:救急外来を受診する子どもと家族の状況と、行われている看護について明らかにした文献検討である。 方法:医学中央雑誌Web 版を用いて2009年から2019年5月の看護の原著論文から、「小児」「救急外来」をキーワードにクロス検索した。目的に沿ってスクリーニングにした16文献にハンドリサーチで得た1文献を加えた17文献を対象に目的に沿って分析した。 結果:救急外来を受診する子どもは、緊急度の低いケースが中心であった。子どもの症状に応じて受診する保護者がいる一方で、不安による受診もあった。加えて、保護者の想定とは異なり入院に至るケースもあった。看護師は、子どもの身体の緊急度を判断するだけでなく、家族の状況を確認した上で、親子に必要なかかわりを行っていた。また、虐待の存在を意識しながらかかわっていた。 考察:子どもの症状に応じた看護は一定の成果が整理できたが、家族を支援する体制の具現化は発展の余地がある。

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