新聞『日本』に見る古島一雄の東洋観 --時事短評欄「雲間寸観」を中心に--

書誌事項

タイトル別名
  • Kojima Kazuo's View of the East, as Seen in the Newspaper, Nippon: Focusing on the Commentary Column, “Unkan Sunkan”
  • シンブン 『 ニホン 』 ニ ミル フルシマ カズオ ノ トウヨウカン : ジジ タンピョウラン 「 クモマ スンカン 」 オ チュウシン ニ

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説明

古島一雄は明治期の新聞記者であり、大正期には衆議院議員となった。本稿は新聞『日本』にて事実上の編集長時代の古島一雄執筆の文章に注目する。対象は明治34(1901)年から37年にかけて掲載された時事評論欄「雲間寸観」である。主に中国(清国)、朝鮮半島、満州問題で対立を深めるロシアへの態度を中心に分析する。古島は清国・朝鮮半島については同じアジア人として内在的な批判と詠嘆を述べる一方で、対露同志会など当時の対外硬勢力とは一定の距離を保った。対露同志会の近衛篤麿、「アジアの目覚め」を執筆した岡倉天心と比較して、古島の東洋観は素朴な人道主義に基づく義侠的なアジア連帯主義と呼べるものである。

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