戦後日本におけるエホバの証人に関する新聞・雑誌報道の分析

書誌事項

タイトル別名
  • センゴ ニホン ニ オケル エホバ ノ ショウニン ニ カンスル シンブン ・ ザッシ ホウドウ ノ ブンセキ
  • A Study of Newspaper and Magazine Coverage of Jehovah’s Witnesses in Postwar Japan

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抄録

本稿は戦後日本におけるエホバの証人に関する報道の変遷や評価の問題を,2021 年までの紙媒体の報道を分析することにより,明らかにするものである。検討に際し依拠するのは,おもに公益財団法人国際宗教研究所宗教情報リサーチセンターの宗教記事データベースである。検討によって明らかとなったのは,エホバの証人の報道において最も多く報じられてきたのは,格技拒否や輸血拒否に代表される訴訟であった点である。本稿では,これらの訴訟が国内外の社会的な課題や問題意識の中で読み取られることにより,教団外の人びとからも一定の支持を得た反面,同教団への評価については「カルト」として批判的に捉えてきたことも確認する。さらに,教団側からメディアへのはたらきかけが,報道の内容や件数に影響を及ぼしていた可能性を批判的に検討する。

エホバの証人

報道

訴訟

評価

宗教記事データベース

identifier:SK003000011592

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