地方国語教育史の展開(1) : 『讀方教材の類型的展開と其の指導』(京都市朱雀第六尋常小學校)に見る昭和十三年の一点描

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タイトル別名
  • Development of the history of local language education : a pointillism of 1938 in "The typological development of teaching materials and their guidance" (Suzaku No.6 Elementary School in Kyoto City)

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抄録

type:Departmental Bulletin Paper

昭和13年刊行の京都市立朱雀第六小学校『讀方教材の類型的展開と其の指導』は、優れた地方国語教育史の好例として見ることができる。本稿は、同書所収の21編の論考のうち、時勢的な反映が見られる15編を取り上げ、分析して、従来総論的に評価されてきた同教科書の記述との対比を行い、実践現場における研究成果を分析し、地方国語教育史の水準を検証した。また昭和12年に文部省教学局から配布された『国體の本義』の一地方教育現場における浸透の状況の一端も明らかにした。

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