歌唱場面におけるマスク着用に対する意識―保育士・幼稚園教諭および小学校教員養成課程の学生を対象として―

書誌事項

タイトル別名
  • Awareness of Wearing Masks in Singing Scenes – Nursery Teachers, Kindergarten Teachers, and Elementary School Teacher Training Course Students –
  • カショウ バメン ニ オケル マスク チャクヨウ ニ タイスル イシキ : ホイクシ ・ ヨウチエン キョウユ オヨビ ショウガッコウ キョウイン ヨウセイ カテイ ノ ガクセイ オ タイショウ ト シテ

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抄録

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本研究の目的は、保育士・幼稚園教諭および小学校教員養成課程の学生を対象に歌唱場面におけるマスク着用に対する意識を明らかにすることである。コロナ禍で対面授業を実施した2021年度の「音楽表現基礎2」と「音楽実技」の履修者を対象に質問紙による調査を行い、126名(子ども学科102名、児童教育学科24名)より回答を得た。調査の結果、マスクの着用場面についてコロナ禍以前は「風邪などの病気のとき」など着用場面は限られていたが、調査時点では就寝と在宅時以外はほぼマスクを着用していた。マスクの着用感を日常生活と歌唱時で比較したところ、歌唱時は「自分の声が聞こえづらい」「相手の声が聞こえづらい」「言葉が伝わりづらい」と感じていた。歌唱時のマスク着用を選べる場合には、「とる」と「つける」がそれぞれ約40%であった。感染症対策ではマスクをつけるのが適切であると考える者と、歌唱のしやすさを優先してマスクやフェイスシールドを着用したくない者がいた。

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