顔面けいれんに対する神経血管減圧術の工夫

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抄録

顔面けいれんに対する神経血管減圧術(以下,MVD)は,一時的な治療効果ではなく,長期的な治療効果を得ることができる治療法として,認識されている.しかしながら,原因血管の圧迫様式によっては,神経血管減圧術の治療効果が得られない症例もある.我々が行っている shelter method は,顔面神経起始部周囲に,ポリエステルスポンジを用いてシェルターを作成する方法で,一般的に行われているinterposition に比べて,長期予後,安全性ともに優位な結果を示している.今回,当院にて行った顔面けいれんに対する MVD の2症例を報告する.

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