豪雨災害における被災地域の保健師活動の現状と課題

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タイトル別名
  • The Current Situation and Challenges faced by Public Health Nurses' in Areas Affected by Torrential Rain Disaster
  • ゴウウ サイガイ ニ オケル ヒサイ チイキ ノ ホケンシ カツドウ ノ ゲンジョウ ト カダイ

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抄録

本研究の目的は, 豪雨災害で被災した地域の行政保健師(中堅リーダー保健師, 地域・避難所活動保健師)が実践した保健師活動から, 災害支援活動の現状と今後取り組むべき課題を明らかにすることである。豪雨災害で被災した地域の行政保健師8名に半構造化面接を行い, 質的統合法を用いて分析した。その結果, 豪雨によって生じた被災地域は局所的であることが多く, 被災地域外では通常と同じ保健事業が適用されるため, 災害対応と通常業務の両方で業務量が増えたと感じる保健師が多いことがわかった。また, 保健師は自然災害の中でも豪雨災害による被災者支援を経験する機会が多く, 過去の経験を踏まえた後方支援を受けやすい特徴があることから, 経年年数が少ないうちから支援を経験していくことが今後の支援と受援において重要であると示唆された。

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