調理活動プログラムが認知症者の作業遂行技能に与える影響

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タイトル別名
  • Effectiveness of a cooking program on occupational performance skills for clients with dementia
  • チョウリ カツドウ プログラム ガ ニンチショウシャ ノ サギョウ スイコウ ギノウ ニ アタエル エイキョウ

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説明

入院中の認知症者に対して週に1回の頻度で8週間の調理活動プログラムを実施し,その有効性を主に作業遂行技能の側面で検討した。プログラムの特徴は,配席の工夫や視覚的手がかりを与え,失敗しないようにしながら作業遂行を促進する支援をすることだった。プログラムを完遂した介入群11名,対照群9名の9週目の成果では,改定長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)とAssessment of Motor and Process Skills(AMPS)運動技能の変化量は両群間に有意差は認められなかった。AMPS プロセス技能は,介入群では有意に向上しているのに対して,対照群は有意に低下しており,変化量は両群間に有意差が認められた(効果1.0)。本調理活動プログラムは認知症者の日常生活活動(ADL)のプロセス技能の向上に寄与することが示唆された。

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