ローマ字を段階的に練習できるキー入力練習システムの開発

抄録

小中学校、高等学校の新学習指導要領において、情報活用能力が「学習の基盤となる資質・能力」と位置付けられるなど、情報活用能力の育成の重要度が増している。情報活用能力のひとつにキーボードを用いた文字入力がある。習得には個人差があり、習熟度に応じて適切な支援が必要となる。そこで本研究では、学習状況や上達度を学習者と教員が確認しながら練習できるキー入力練習システムを開発した。学習者は、習熟状況に応じて練習する指とキーの範囲を変えてキー入力の練習ができ、自身の学習履歴を確認できる。教員はクラスごとに学習者の学習状況を確認できる。本稿では、システムの概要と、大学1 年生を対象に開講した情報リテラシー科目で利用したときの様子を報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ