イラストの眼におけるハイライトの適性位置への配置

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本稿では,イラストのキャラクターの眼の適性位置にハイライトを配置する手法を提案する.ハイライトとは、眼球の黒目に映り込む光源のことであり,現実世界では物理法則に従って位置が決まる.しかしながら,イラスト描画では光源の位置よりもキャラクターの性格や意図,作品の描画特性を考慮してハイライトが配置されることが多く,現実世界にはないイラスト独特の法則性を理解した描画が必要となる.本稿では,眼の描画パターンを「黒目のみ」「黒目と白目」「黒目と白目,瞳孔」の3種類に分類し,各パターンそれぞれでのハイライト適性位置をデータ分析と主観評価によって調査する.提案手法では,これらの分析結果をもとに,数理的なアプローチで,ハイライトを適性位置に配置する.本稿で述べる知見と提案技術は,イラストにおけるキャラクターの画竜点睛の支援として活用されることが期待される.

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