学内サークルにおける自然体験活動の試み

書誌事項

タイトル別名
  • A Trial of Nature Experience Activities in University Circle

抄録

本稿は、保育を学ぶ学生が自然体験活動を通して森林環境教育や木育活動への理解を深めることをねらいとする学内サークルを立ち上げ、その学生活動を支援するプロジェクト活動の実践報告である。プロジェクト活動の目標は学生のSDGsの意識を向上させることと、保育者としての実践力を高めることである。  その支援活動として、学生部員を対象に、近隣のキャンプ場で自然体験活動を実施した。学生同士のコミュニケーションが活発になったことから、学生自ら積極的に活動に取り組もうとする姿勢が見られるなど、今後の企画・実行するための土台につながると考えられる。さらに、自然物を有効に活用する方法などを身につけることで、自分なりに自然とのかかわり方を学ぶ機会になり、森林環境教育の観点での教育効果があったと認識することができる。  将来的には、学生が保育者になった時のSDGsを意識した自然体験保育の実践も期待している。そのために、自然体験活動の内容や事前事後の学習などを有機的に組み合わせ、活動機会を継続的に設ける必要があるといえる。

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