柿衞文庫所蔵の俳人書簡 ー越人ー
書誌事項
- タイトル別名
-
- A Report on a Haiku Poet’s Letters in the Kakimori Bunko 柿衞文庫Collection : Etsujin 越人
この論文をさがす
説明
本稿は、公益財団法人柿衞文庫が所蔵する越人書簡の全文を翻刻し、若干の考察を加えるものである。尾張蕉門を代表する俳人の一 人である越人は、芭蕉在世時には『春の日』『猿蓑』等の蕉門俳書に入集するほか、芭蕉の更科紀行の旅に同行するなど、芭蕉に親炙し、 蕉門俳人としての地位を築いたことが知られる人物である。芭蕉の没後、一時俳壇から離れた時期もあったが、正徳期に復帰を遂げ、 享保末年に至るまで蕉門俳人として活動を続けた。 柿衞文庫が所蔵する書簡は、いずれも越人の俳壇復帰後、享保期のものと考えられ、編著の編集過程や門人への対応等、越人晩年の 俳諧活動の具体をうかがう上で貴重な資料である。
収録刊行物
-
- 大手前大学論集
-
大手前大学論集 23 35-47, 2023-07-31
Otemae University
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050578902215298176
-
- NII書誌ID
- AA12325438
-
- ISSN
- 1882644X
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- KAKEN