デジタルサイネージ向けのアイコン動作を真似る選択方式の検証
説明
デジタルサイネージに複数のコンテンツが表示されている状況において,デジタルサイネージとスマートフォンを連携させる場合,ユーザはデジタルサイネージから対象のコンテンツを 1 つ選択する必要がある.しかし,NFC タグや Bluetooth 等を用いた従来方式で選択しようとすると,ユーザへの制約・操作負担が大きいという問題があった.この問題を解決するために先行研究では,デジタルサイネージの複数のコンテンツの中からスマートフォンと連携させるものを選択する方法として,アイコンの動きを真似るデジタルサイネージ選択方式を提案した.これは,ユーザがスマートフォンを把持してデジタルサイネージ上のアイコン動作と同じタイミングで同じ動きのジェスチャを行うことで,対応するコンテンツを選択できる方式である.しかし,先行研究では,アイコンの動作時間帯とユーザがジェスチャを行う時間帯がずれることで,ジェスチャマッチングが失敗する問題があった.本稿では,この問題を解決するために各アイコンの動作時間の間にマージンを設け,ジェスチャマッチング成功率の検証実験を行った.その結果,従来手法よりジェスチャマッチング成功率を向上させることができた.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集
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マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 1110-1114, 2023-06-28
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050579057243685760
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB