COVID-19重症患者の代理意思決定支援を振り返って

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タイトル別名
  • Reviewing of support for proxy determination of severely patient of COVID-19
  • COVID-19 ジュウショウ カンジャ ノ ダイリ イシ ケッテイ シエン オ フリカエッテ

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説明

2019年末より新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行しており、有効な治療法は依然として確立されていない。今回、COVID-19罹患後、病状の悪化により治療の限界となったため、永眠された患者を経験した。鎮静や意識レベルの低下により、本人の意思が確認できなかったため、家族の代理意思決定を支援しようとしたが厳しい面会制限等、未曾有の状況であり支援が困難であった。当研究目的に同意を得た上で、退院7ヶ月後に代理意思決定を行った家族へインタビューを実施した。実際に行った看護ケアをアギュララのバランス保持要因を用いて検討し、インタビュー内容と共に代理意思決定支援について振り返った。看護師はCOVID-19重症患者の代理意思決定支援において代理意思決定者を全面的に支持する姿勢を示す関わりの中で家族の全体像を捉え、その家族の意思決定パターンを把握して関わる事が重要である。

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