幼児は保育所でどのような「さかなを使った食事」を食べているか—24か所の保育所給食の献立分析から—

書誌事項

タイトル別名
  • What Kind of Fish Dishes do the Children often Eat at 24 Daycare Centers? : An Analysis of the Lunch Menus
  • ヨウジ ワ ホイクジョ デ ドノ ヨウ ナ 「 サ カ ナオ ツカッタ ショクジ 」 オ タベテ イル カ : 24カショ ノ ホイクジョ キュウショク ノ コンダテ ブンセキ カラ

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抄録

幼児が保育所等でどのような「さかなのある食事」を食べているかを明らかにするために、全国24か所の保育所、6月の12日間の給食献立を分析した。その結果、総献立数269件のうち、魚の主菜料理は主菜 245料理中93件(38.0%)、29種類が使用されており、肉類より少なかった。出現回数はしろさけが最も多く、次いで、まだらの順であった。一人分の使用量はしろさけが平均44g、まだら平均 51gであった。頭と尾が付いた料理はわかさぎのフリッターの1食のみであった。副菜料理に使用された魚は 15種類81件であり、焼きちくわとかつお節が15件、次いでしらす干し13件の順であった。保育所という生活に身近な施設における魚料理の提供状況をふまえると、食育の題材として、出現頻度の高かった切り身の鮭、一尾丸ごとが理解しやすい「しらす干し」、副菜やだし汁に登場する鰹節は、幼児にとって接点の多いキーフーズとして提案した。

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