発声障がい者のための分析合成を用いたモーラ単位音声出力システムの開発
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抄録
我々は,発声障がい者の会話支援のため,発話内容をモーラ単位で入力し,それぞれのモーラに対して抑揚をつけながら音声を逐次出力するシステムの開発を行っている.従来のシステムでは,出力音声の個人性が固定されていることや,抑揚の変化パターンが数種類に限定されていることが課題になっていた.そこで本研究では,ユーザが事前に録音・登録したモーラ単位音声を素材とし,それを分析合成によって抑揚を連続的に変化させながらほぼリアルタイムで音声を出力できるようにすることで,システムの表現力の改善を図った.評価実験の結果,ユーザの望む個人性を有する音声の使用と自由な韻律制御による表現の有効性が確認された.
収録刊行物
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- 第85回全国大会講演論文集
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第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 863-864, 2023-02-16
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050579753470055808
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00230853/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB