The Development for the Model of Human Resource Cultivation for Improving the Quality of Discharge Support which is Based on User’s Needs Part1: Clarify Measures for Solving Issues of Discharge Support and the Model of Human Resource of Discharge Support

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  • 利用者ニーズを基盤とした退院支援の質向上に向けた人材育成モデルの開発(第1報)-退院支援の課題解決に向けた看護職者への人材育成の方策の検討-
  • リヨウシャ ニーズ オ キバン ト シタ タイイン シエン ノ シツ コウジョウ ニ ムケタ ジンザイ イクセイ モデル ノ カイハツ(ダイ1ポウ)タイイン シエン ノ カダイ カイケツ ニ ムケタ カンゴショクシャ エ ノ ジンザイ イクセイ ノ ホウサク ノ ケントウ

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医療機関利用者の退院後の療養生活の充実に向けた支援が円滑に推進できるよう、A医療圏域(以下圏域と示す)の医療機関の退院支援の課題を明確化し、退院支援に関する利用者ニーズに対応できる看護職者の人材育成の方策の検討を目的とする。  A圏域の8つの医療機関の看護職者へのインタビュー調査より、看護職者が捉えた退院支援に関する利用者ニーズ・対応、自施設の退院支援充実に向けた取り組み等を分析する。調査結果をワークショップで共有し圏域の退院支援の課題を明確化する。それらを踏まえて人材育成の方策の検討を行う。  対象医療機関の入院患者は高齢者が多く、独居・高齢者世帯のため在宅療養が困難な状況があった。利用者ニーズへの対応として【患者・家族の希望に沿った説明・支援を行う】【多職種参加の定期的な退院支援カンファレンスを開催する】等が示された。  看護職者の自施設での退院支援の充実に向けた取り組みは【入院時から退院に向けたアセスメントの実施を目指す】【院内多職種が協働で退院に向けて取り組む】【退院支援に関する意識・知識の向上を図る】等であった。ワークショップ参加者との現状の共有・意見交換より、圏域の退院支援の課題として【入院時からの退院支援の取り組みが必要】【多職種による連携が重要】【病棟看護師の知識・意識の向上が重要】が抽出された。  A圏域の退院支援の課題解決には、退院後の生活を視野に入れた入院時アセスメントの実施、退院後の療養生活状況把握、看護職者の意識改革に向けた教育支援等に取り組む必要等がある。今後は入院時から計画的支援が実践できる看護職者育成に向けた退院支援研修プログラム(講義・ワークショップ、訪問看護ステーションでの実施研修、退院支援担当部署での実施研修、退院支援の取り組み・事例検討、リフレクションを含む)を試行し、利用者ニーズを基盤とした退院支援の質向上に向けた人材育成モデルの開発を目指す。

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