書誌事項
- タイトル別名
-
- Geological findings in the 2021 Nishinoshima comprehensive scientific research project
この論文をさがす
抄録
令和3年度の総合学術調査により、2020年以降の西之島噴火の火砕堆積物の岩相と分布の概略を把握し、予察的な岩石学的分析を行った。2019-2020年(第4期)の噴火活動では、安山岩質溶岩の流出主体の噴火から、玄武岩質安山岩マグマによるバイオレント・ストロンボリ式噴火に変化したことが知られているが、今回の調査では化学組成の変化と噴火様式の変化が同時期であったことがより明瞭になった。また、バイオレント・ストロンボリ式噴火に転じたのちは、脆性的な破砕が特徴的な灰噴火ないし水蒸気マグマ噴火に遷移したことが明らかになった。2021年8月14日の噴火も噴出物の特徴が第4期火砕堆積物と類似するため、同様な噴火様式であったと考えられる。
収録刊行物
-
- 小笠原研究
-
小笠原研究 49 45-69, 2023-03
東京都立大学小笠原研究委員会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050579908119422208
-
- NII書誌ID
- AN00032332
-
- HANDLE
- 10748/0002000069
-
- ISSN
- 03868176
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB