「友愛会」 を源流とする労働組合学校の足跡

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タイトル別名
  • 「 ユウアイカイ 」 オ ゲンリュウ ト スル ロウドウ クミアイ ガッコウ ノ アシアト

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抄録

[概要]この小論は,1912年に結成された友愛会を源流とする労働組合による労働者教育の足跡を辿ることで,今日までの系譜を明らかにしようとするものである。第2次大戦前までの日本労働総同盟(総同盟)による「日本労働学校」が戦後,「日本労働者教育協会(日労教)」に引き継がれ,それが1972年に「富士社会教育センター」に統合され,現在に至っている。その一連の足跡を追いながら,大正期から戦後にかけて労働者教育に情熱を傾けた,森戸辰男,山名義鶴,上條愛一の業績を辿ることで,100年余に及ぶ,民主主義的労働者教育に一筋の道が続いていることを明らかにする。

収録刊行物

  • 商経学叢

    商経学叢 70 (2), 39-62, 2023-09-30

    近畿大学商経学会

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