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- 星野, 裕之
- 山口大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Mordanting effect of hot spring water in Yamaguchi for “Kusaki-zome” : focusing on color tones
- ヤマグチケンナイ オンセンスイ オ モチイタ クサキゾメ ノ ココロミ : イロミ ヘンカ ニ チャクモクシテ
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説明
温泉水には様々なイオンが含まれており、温泉地によって成分や含有量が異なっている。それらには当然金属イオンも存在しており、温泉地によってその金属イオンの種類や含有量が異なっている。したがって、この温泉水を草木染の媒染に役立つ可能性があり、温泉水の種類(温泉地)によって異なった色味を出せることが期待される。そこで本実験では、山口県内の10か所の温泉水を利用して草木染を行い、その色味の変化をみた。結果は期待していたほどの色味変化はなく、ほぼ草木の色素そのものに近い色であった。これは、他県に比して山口県は温泉地が多いが、その主成分はナトリウムやカルシウムで、それ以外の成分はごく微量であること、ナトリウムイオン、カルシウムイオンは今回使用した色素に対して、それほど色味変化を伴わないためと考えられる。
収録刊行物
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- 山口大学教育学部研究論叢
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山口大学教育学部研究論叢 73 375-380, 2024-01-31
山口大学教育学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050580781966002432
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- NII書誌ID
- AA12810513
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- NDL書誌ID
- 033441211
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- ISSN
- 24333670
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ