授業アンケートを活用した授業満足度の規定要因の分析

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  • ジュギョウ アンケート オ カツヨウ シタ ジュギョウ マンゾクド ノ キテイ ヨウイン ノ ブンセキ
  • Analysis of Prescriptive Factors of Class’s Satisfaction Using Class Questionnaires

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説明

本稿は、2022年度に実施した宝塚大学東京メディア芸術学部の授業アンケートを用いて、学生の授業満足度がどのような要因によって影響を受けるかについて分析を行う。まず調査の概要と、授業アンケートの単純集計結果をまとめた後、授業満足度が、授業を身についた力と友人や後輩にそのすすめたい気持ちとどの程度関連しているかを確認する。そのうえで、授業満足度の規定要因について分析する。主な知見として、基礎礎科目、外国語科目、専門科目(講義)と比べて、専門科目(演習)がもっとも授業満足度が高いこと、授業の難易度は難しくても簡単すぎても満足度にマイナスの影響をもつこと、「教員の熱意」など教員の授業の取り組みが授業満足度に影響を与えていることなどが明らかとなった。また授業の要因よりも、学生の要因の方が授業満足度に与える影響は強い可能性が明らかとなった。以上の知見を踏まえたうえで、授業改善に向けた示唆について述べた。

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