授業観察・参観後の授業力育成に向けたある小学校長の働きかけに関する一考察-野中郁次郎氏の論を手がかりとして-

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タイトル別名
  • A study on the efforts of an elementary school principal to develop teaching skills after observing and visiting classes -Using Ikujiro Nonaka's theory as a clue-

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抄録

本論文は,三重大学教育学部研究紀要第67巻(2016)織田泰幸氏との共著である「指導力育成に関する学校経営の事例的研究―指導力に課題のある教員への小学校長の働きかけ―」の論文に継続するものである。さらに,第69巻「鋭い観察力のあるスクールリーダー等の育成に関する研究(1)」,第71巻「同(2)」,第73巻「「納得」のある授業反省会の条件について」とも深く関係するものである。 今回は,学校長として筆者が行った,授業観察・参観後の教員への働きかけなどの実践事例を,経営学や組織論・リーダーシップ論等で世界的に著名な野中郁次郎氏の論を手がかりとして,教員の授業力向上のために,どのような心がけで,どのように働きがけをしているかを,考察するものである。授業観察などで「瞬時に必要な情報をすくい取れ,しかも,見落としがない」などの鋭い観察力をもつ教員の特徴等もより明らかにしたものである。

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