アジア・太平洋戦争下における鉄道貨物輸送の実態:片町線・城東線の軍需品輸送を中心に
書誌事項
- タイトル別名
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- Rail Freight Transportation during Asia-Pacific War in Japan: Focused on the Transportation of Military Supplies in Katamachi Line and Joto Line
- アジア タイヘイヨウ センソウカ ニオケル テツドウ カモツ ユソウ ノ ジッタイ カタマチセン ジョウトウセン ノ グンジュヒン ユソウ ヲ チュウシン ニ
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抄録
卒業論文
JR 片町線および JR 大阪環状線の沿線には,大阪砲兵工廠(後の大阪造兵廠)・東京第二陸軍造兵廠香里製造所・枚方製造所と禁野火薬庫・祝園弾薬庫が立地した。これら軍事施設には,片町線および,大阪環状線の前身の一つである城東線から軍用側線が敷設され,この軍用側線はアジア・太平洋戦争中において軍需品の輸送に使われていた。アジア・太平洋戦争下における鉄道貨物輸送の研究 では, 全国的視点で述べられたものが多く,個別の鉄道路線に焦点を当てたものは必ずしも多く ない。 本論文では、この側線を介した軍需品輸送を, ,1941 年~ 19 45年に おける 『鉄道軍事輸送に関する件 』および「鉄道軍用輸送券」を用いて分析し,大阪砲兵工廠・東京第二陸軍造兵廠香里製造所・枚方製造所と禁野火薬庫・祝園弾薬庫と関東・中部・中四国・九州および外地の軍事施設との関係性を考察し,それにより片町線・城東線がアジア・太平洋戦争において果たした役割を考察した 。片町線・城東線は軍事施設間の軍需品輸送のネットワークの末端を担い,軍需品を貨物輸送の幹である東海道本線・山陽本線に送り込む,もしくはそこから送り込まれるといった重要な役割を果たしていたことが明らかとなった。
収録刊行物
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- 日本学報
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日本学報 40-41 45-101, 2022-03-31
大阪大学大学院文学研究科日本学研究室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050581168900186496
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- NII書誌ID
- AN00030279
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- HANDLE
- 11094/88307
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- ISSN
- 02864207
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB