CKメトリクスに基づくリファクタリングの効果予測手法の提案と実装

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タイトル別名
  • Approach and implementation of refactoring effects prediction using CK Metrics
  • CK メトリクス ニ モトヅク リファクタリング ノ コウカ ヨソク シュホウ ノ テイアン ト ジッソウ

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説明

ソフトウェアの保守性を改善する手段としてリファクタリングが挙げられている. リファクタリングとは, ソフトウェアの外部的な振る舞いを保ったままで, 内部構造を改善する技術である. これまでに, リファクタリングの位置特定手法, リファクタリングパターンの選択手法に関する研究が行われている. 特に構造的な欠陥のあるクラスを特定し, それに対して有効なリファクタリングを提供している. 一方, 実際の開発現場では, 構造的な欠陥のある箇所に限らず, 機能的な観点からリファクタリングを行い, 保守性の改善を試みることが多々ある. そのため, 開発者は, あらゆる場面で適用するリファクタリングの影響範囲を把握し, 保守性に与える効果を評価する必要がある. 本稿では, ソースコードを修正する前にリファクタリングがソフトウェア保守に与える効果を予測する手法を提案・実装し, そのツールの有用性を評価する. 具体的には, ソフトウェアの複雑さを評価するために用いられるCKメトリクスに基づき,リファクタリングが保守性に与える効果を予測する手法を提案する. さらに, 本手法の適用実験と評価を行い, 本手法の有用性を示した.

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参考文献 (18)*注記

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