患者会・難病相談支援センター・大学からなる「にいがた難病パートナーシップ(NNP)」メンバーを対象にしたPeople-Centered Care パートナーシップ尺度(PCCN-16)を用いた調査

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タイトル別名
  • A survey using the People-Centered Care Partnership Scale (PCCN-16) of the constituent members from patient associations, consultation support centers for intractable diseases, and universities of the NIIGATA-NANBYO-Partnership (NNP)

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抄録

本研究は、2019年から活動した患者会・難病相談支援センター・大学からなる「にいがた難病パートナーシップ(NNP)」の活動初年度のPeople-Centered Care(PCC)に関する実態を明らかにすることを目的とした。方法は、NNPメンバーを対象に、People-Centered Care パートナーシップ尺度(PCCN-16)を用いて質問紙調査を行った。有効回答は38部(90.5%)であり、PCCN-16総得点は43 ~80点、平均70.1点であった。対象別のPCC得点の比較(t検定)では、第6因子「課題を共に乗り越える」と第7因子「意思決定を共有する」で患者会群がそれ以外群より有意に高く、これらは患者会運営上の問題解決のために必要な事柄であった。自由記載の内容には、患者会側の気遣い、共に活動するポジティブな体験、活動レベルのアップ、NNPメンバーとしての意識の高まりややりがい、三者で活動する良さ等があった。NNPメンバー全体へのパートナーシップの浸透のためのPCC勉強会の随時開催、密なコミュケーション、共に対等に活動することの積み重ね、経時的なPCCの実態の記述が重要である。

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